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My Natural Garden & Cafe

ぼくは蒸留家になることにした 江口宏志 書評

本書は食や暮らしへの関心から新規参入した蒸留家のものがたりである、著者は蒸留家、蒸留酒を製造する「mitosaya]を開設、

自分で表現できる「技術」を探す

ぼくが本屋をやめたわけー自分に存在感、生活という表現に魅了されてーマルコ・ヴェラルディ「apartamento]ライフスタイル、手と体を動かすことで得られるものーDIY式カクテルショップ、食から広がる表現、欲しいのは技術ー蒸留、香りと味の錬金術師ードイツ人蒸留家クリストフ・ケラーのインタビュー記事から蒸留所見学、ブランデーに魅せられてーここで修行したい、香りの世界を探求するー山藤陽子Fetish店づくりから「Juniper Ridge」ブランドに興味をも持ちロスアンジェルスへ、環境という香りをを知る、ついに本屋を辞める決意の時、

蒸留家見習い、ドイツで修行する、

蒸留の仕事は干し草づくりから、都会では得られないものを求めてー食・動物・自然、ドイツ暮らしことはじめーゲストハウス滞在、娘を幼稚園に通わす、大工仕事、羊の爪切り、何でもやります、ブランデーづくりは果実の収穫からはじまる、蒸留の前段階、発酵原液を仕込む、蒸留修業は見よう見まね、ブランデーの決め手は蒸留液の「ボディ」ー蒸留液は初留ヘッド・中留ボデイ・後留テイルでボディが使われる、美しい銅だけが良質なブランデーをつくるー最後の掃除、ヒロシ、修行なんかしている場合じゃないよークリストフは早くはじめたほうがいい、夢だけでは蒸留所はつくれないー①ビジネスパートナーは石渡康嗣と朝霧重治②蒸留所の設計は中山英之、ブランデーを取り巻く日本の法律ークリストフのブランデー輸入で酒販免許、イベントで人との出会いという大きな収穫、二度目のドイツ修行に旅立つーデザイナーの山野氏と建築家の中山氏に蒸留所を見てもらう、千葉・大多喜町の薬草園を蒸留所にー温暖で東京に近い大多喜町に決定、

蒸留家への道

mitosaya始動ー大多喜町と契約、蒸留所の建設、やわらかく、ゆっくりと、いっしょに働くーみんなでいっしょに決めていきたい、日本の伝統技術とのコラボレーションー小豆島「ヤマロク醤油」の木桶、東京からいざ引っ越し・大多喜町へ、農業法人「苗目」設立、酒税法という壁ー「酒造免許」、お金の工面に走りまわるー4千万円、ポスト老後を考えて、

最初の一本

蒸留所、完成、美しい銅製の蒸留機がやってきたー川越「コエドブルワリー」からドイツ製蒸留機、蒸留所のそばのささやかな小屋ーピザでお祝い、養蜂の虜になる、5月の風吹く植樹会ー支援者の植樹会、鬼教官にしごかれながらフォークリフトの免許を取る、リターンとして蒸留所開きツアーに向けて準備、一歩進んで二歩下がるー保険所の指導、蒸留所の備品をセレクトするーストイックなまでのインダストリアルな路線と洒落っ気、最後まで立ち塞がった酒造免許の壁ー税務署の許可、帳簿との格闘、蒸留所のスパイスのような個性的な生産者たちー①レモン栽培古泉氏、②柿は金網氏③みかんは房総十字園④ハーブは井上氏と創設した農業法人「苗目」、パッケージングの要、瓶の制作ー岐阜「日本耐酸壜工業」の浅野氏とでオリジナル、だれも味わったことのないブランデーをーファーストバッチ披露、この日に向けつくった蒸留酒は5種類、

まとめ

蒸留家の新規参入物語で、ドイツ修行成果を持ち帰ることが、蒸留所建設につながった、自部を表現できる「技術」を探す、蒸留家見習い、ドイツで修行、蒸留家への道、最初の一本で構成