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エビの歴史 イヴェット・フロリオ・レーン 書評

本書は世界で一番人気のある甲殻類エビを、多面的な歴史や環境にもふれ描写したもの、著者はラトガーズ・ニュージャージー州立大学で博士号取得、社会および文化史家、英国を中心に現代ヨーロッパ史が専門、

エビとは何か

外観ー背が丸まってピンクっぽい、エビと小エビーどちらも遊泳類、ところ変わればー呼称の問題、呼び方よりも「ラベル」、エビの殻ーダシ、殻の再利用ー餌

エビを獲る、エビを売る

エビの歴史のはじまりー地域的な食物、アピキウスとエビーリビアの大エビ求め衝動的な船旅、ガルム(魚醬)ーアピキウス「料理帳」の75%はガルム使用、エビと宗教ーユダヤ人はエビを禁止、イスラムは許容、エビが大量に集まれば「海の掃除夫の大軍団」、イギリスのエビ文化ーヨーロッパエビジャコを消費、国家行事の饗宴と結婚式に欠かせないもの、イギリス庶民のエビ料理ーパイ、ジョンソン夫人の瓶詰・ピクルス、灰色のエビを食べた記事エビを獲るー①馬に乗って漁を行う、②大型の網でエビ漁、エビ売りーアフリカ系アメリカ人のエビ売り、一大産業へー大西洋岸からメキシコ湾沿いにエビ漁盛んで本格的加工業誕生、

巨大産業へ

冷凍エビの誕生ー普及は旅先の味を家庭に持ち込み始めてから、エビ缶詰の草創期ー氷詰めにして缶詰加工、鉄道で輸送、試行錯誤ーダンバー兄弟は船内缶詰加工から缶詰工場建設・鉄道輸送、エビの変色は綿モスリンの袋に詰めてから缶詰にした、「世界のシーフードの首都」ーミシシッピ州ビロクシに進出「ビロクシ缶詰会社」設立、エビを売り込めー「シュリンプ・キャンペーン」、新聞の意見記事利用、地方紙の缶詰のエビレシピ掲載、時代の変化とシュリンプカクテルー食事が軽いものに変わる「シュリンプカクテル」

エビ風味食品とてんぷら

エビのクラッカ(エビせんべい)、ポテトチップ、うまみーアジア料理、その他のエビ風味食品ーエビのペースト、エビのてんぷらー日本の伝統料理

イメージとしてのエビ

エビをむしゃむしゃと食べる男ー大っぴらに恥をかく、「我を忘れて食べるもの」ーエビのキャンペーン、アステカの装飾品ーエビをモチーフにした鼻飾り、芸術作品のなかのエビ、ー日本の歌川広重、中国の斉白石、ウイリアム・ホガース「エビ売りの女」、レジャーと大衆文化のなかのエビー土産物、装身具、映画「マペット」シリーズ「ゴンゾ宇宙に帰る」の「ぺぺ」、ファッションのなかのエビーマニュキュアやリップクリーム、さまざまなイメージー性的なものに結びつける、身軽のイメージ、陽気でうわついた意味、ユーモアと侮蔑ー軟弱さとユーモア

安価なエビと大きなコスト

オッタ―トロール漁法ーエビの漁獲量急増と環境問題発生、養殖エビー世界で流通するエビの半分を占める、奴隷のような労働環境、学習しようー消費者はエビにまつわる問題を学習しよう、

まとめ

今日のエビ産業は開拓時代のアメリカ西部と似ている、抜け道が必ずある、冷凍物を買おう、エビとは何か、エビを獲る・売る、巨大産業へ、エビ風味食品とてんぷら、イメージとしてのエビ、安価なエビと大きなコストで構成、