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古代

テオティワカンを掘る 杉山三郎 書評

本書はメキシコの古代都市・テオティワカンを発掘調査の成果により探求したもの、著者は東京経済大学卒業、アリゾナ州立大学研究教授・岡山大学特任教授・愛知県立大学名誉教授メキシコ国立人類学歴史研究所にて考古学調査に従事、テオティワカン研究43年継続中

新大陸に生まれたもうひとつの文明

①出アフリカから文明の発祥へ、最初のアメリカ人、ドメスティケーション、メソアメリカ文明の出現、②メソアメリカンの都市文明、文明の曙オルメカ文化圏、マヤ都市国家の興亡、山頂都市モンテ・アルバン、メソアメリカのモニュメント、メキシコ中央公園のモニュメント、③古代計画都市テオティワカン、メキシコ中央高原の自然・社会環境、神話から歴史研究、

ピラミッドを掘るー月のピラミッド・太陽のピラミッド・羽毛の蛇ピラミッド

①調査にあたって、テオティワカンの景観、トンネル発掘によるピラミッド調査、②「月のピラミッド」を掘る、先行研究と新発見、第一期ピラミッド、第二/第三期ピラミッド、第四期ピラミッド・埋葬墓2・埋葬墓6、第五期ピラミッド・埋葬墓3,第六期ピラミッド・埋葬墓5・埋葬墓4、第七期/七A期ピラミッド、「月のピラミッド」発掘で判明した権力の変化、「月の広場」の考古学・国際都市、③「太陽のピラミッド」を掘る、「太陽のピラミッド」周辺部、「太陽のピラミッド」、「太陽のピラミッド」内へトンネル発掘、「太陽のピラミッド」下の古代トンネル探査、④「羽毛の蛇ピラミッド」を掘る、最大の儀式場「城塞」、「羽毛の蛇ピラミッド」の発掘、「羽毛の蛇ピラミッド」の彫刻壁、古代トンネルの発見、⑤計画都市テオティワカンの象徴性、世界観を具現化する都市計画、メソアメリカの暦、都市の方位、長さの単位、マスタープラン、

新テオティワカン像と文明再考

①権力の所在、「月のピラミッド」において最盛期、強大な国家権力、②王権の変容、「羽毛の蛇神」で権力喪失?、③ヒトの時間空間認知と進化、宗教暦④戦争と王権、今後は国際古代都市の研究を進めるべき、

まとめ

①新大陸に生まれたもうひとつの文明②ピラミッドを掘る③新テオティワカン像と文明再考、テオティワカン調査の成果をベースに最新像を記したもの、