本書は東博で開催した「親と子のギャラリー仏教のひみつ」展覧会で、書籍化した「仏像のひみつ」を下地としている、著者は東京芸術大学院博士後期課程中退、鎌倉国宝館館長、日本彫刻史専攻、
仏像たちにもソシキがある(如来、菩薩、明王、天の順)
如来ーさとりをひらいた者、如来のからだのひみつー髪の毛、五つの指のしるし、釈迦如来坐像、お釈迦様の人生名シーンー①あっ生まれる②生まれてすぐに③別れの姿、薬師如来像阿弥陀如来坐像、大日如来ー真理そのもの、マンダラ、大日如来坐像、菩薩ー如来を目指して修行中、菩薩立像、文殊菩薩像、三尊像、観音‣勢至菩薩立像、観音菩薩はヘンシンがじょうず①十一面観音、それぞれの 顔②千人の人に手を差しのべる③千本の手、それぞれの持ち物、地蔵菩薩立像、明王ー大日如来の分身、不動明王立像、不動明王像、不動明王の子分、愛染明王坐像、天ーいろいろな神様全員集合、四天王立像、多聞天、持国天、広目天、増長天、毘沙門天、十二神将立像戌神、吉祥天像、弁財天坐像、光背ー仏像のバック、台座ー仏像がいるところ
仏像にもやわらかいのとカタイのがいる(金銅仏、塑像、ウルシはやわらかい、木はかたい)
金銅仏ーロウのかたち、如来坐像、塑像ー土のかたち、仏像面部、ウルシの仏像①脱活乾漆造り、木心乾漆造り、日光菩薩坐像、木の仏像ー①一本づくり②寄木造り③割矧ぎ造り、寄木造りー日本の仏像のひみつの技法、天王立像、毘沙門天立像、
仏像もやせたり太ったりする(はじめはやせ、ふとり、またやせ)
仏像の輪切り、仏像シルエット、如来立像、釈迦如来坐像、阿弥陀如来坐像、大きな仏像、小さな仏像ー「丈六」を基準・釈迦の背丈c、仏像の身長はどこではかるーおでこのはえぎわから地面
仏像の中には何がある―心月輪と蓮台、十一面観音菩薩立像の文字、大日如来坐像のいろんなもの、毘沙門天立像の修理の記録
仏像ソシキのまわりににも誰かいる
ヒトー人間も像になっていいのは仏像つくりから、ラカン羅漢ー一番仏像に近いヒト、十大弟子立像、タイシ聖徳太子ー日本の仏教のスーパースター、タイシの人生名シーン、①まだ2歳なのに、聖徳太子立像、②お父さんの病気を心配して,悉達太子坐像、③おとなになったタイシ、聖徳太子像厨子、えらいお坊さんーダイシ大師、弘法大師-中国から密教をもたらしたダイシ、慈恵大師ー魔よけのダイシ、慈恵大師坐像、その他のダイシ、その他のお坊さん、慈恩大師坐像、お坊さんじゃないヒト、伝源頼朝坐像、カミ神ー日本の神さま姿が見えてきた、カミの姿はない、ホトケのかっこうをしたカミ、薬師如来坐像、ヒトのかっこうをしたカミ、僧形八幡神坐像,女神坐像、いろいろなカミ、武装神坐像、日本の神になった仏像、動物ー仏像の世界のペットたち、象(普賢菩薩の台座),獅子(文殊菩薩の台座)、獅子(大日如来の台座)、大威徳明王像、獅子とコマイヌ
仏像の着物にはソデがない
インドの着物の着方2種類・ヘンダンウケンとツウケン、五智如来坐像 阿閦如来・阿弥陀如来、すわっている如来像の着方、右肩の別の着物、阿弥陀如来立像、快慶と阿弥陀如来のえり、菩薩や明王や天の着物、エモンー着物のひだが語ること、釈迦如来坐像、着物があると風が吹く、虚空蔵菩薩立像、はだかの仏像、阿弥陀如来立像、
仏像の眼は光る
玉を入れた眼、四天王立像、ギョクガンー水晶の眼の秘密、運慶の悩み、菩薩立像、阿弥陀如来立像
仏像の色はイロイロ
金色のいろいろ、①金メッキ、菩薩半跏像、②シッパク、釈迦如来坐像、地蔵菩薩立像・増長天像、③キンデイ塗り、四方四仏坐像 阿弥陀如来、仏像の色模様、四天王立像、ウンゲン,コン、タン、リョク、シ、色のない仏像ータンゾウ、めくるめくキリカネ(戴金・切金)、文殊菩薩立像、からだの中の色、如来坐像、阿弥陀如来坐像、古色づけ、
仏像は国際派
旅する仏像ー①西の果てから来た仏像②トライ仏、如来及び両脇侍立像、十一面観音菩薩立像、ゼンコージの阿弥陀三尊像、阿弥陀如来および両脇侍立像、セイリョウジの釈迦如来像、釈迦如来立像、国際派のサイン、①如来の渦巻髪②如来の着物のツウケン、そもそも日本風の仏像って、阿弥陀如来立像、毘沙門天立像
仏像をつくるブッシのひみつ
ブッシの歴史ー①ブッシの始まり②アシュラや大仏をつくったブッシ③ブッシはお坊さんの位に④ブッシはえらいお坊さんー定朝⑤ブッシの系図は「三派ブッシ」、ブッシと銘記ー運慶と快慶、大日如来坐像 銘記、千手観音菩薩坐像 銘記、愛染明王坐像 銘記、大きなブッシと小さなブッシー大仏師と小仏師、金剛力士像、地蔵菩薩立像、ブッシは耳でわかるー仏、ブッシと仏像のひみつ、如来立像、人体模型
まとめ
仏像を追いかけると、仏像の近くで生きた、たくさんの人の姿がみえてくる、仏像には知恵や考え気持ちが込められている、本書を携えて寺院や博物館に足をはこんでください、