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縄文農耕

佐藤洋一郎 縄文農耕の世界を読む

皆さんは、縄文農耕はどんな世界だと思います

私は、藤森栄一から知りましたが、今回、静岡大の佐藤助教授が、大事なことは、縄文農耕の実態を描くことであると、著書で述べています。内容は

①クリの栽培は、栽培が進むとばらついた集団は揃う様になることから、クリのデータは、栽培過程にあることをしめしています。

②縄文農耕は独立に栽培したヒエ(東北地方でみられます)と海外から運ばれたマメ、エゴマ、ヒョウタン、イネ(水田栽培はない)があります。

③縄文時代の街道は、陸地と海上から成立。ランドマークは山と川オオムギは、ほとんど東型・E型ですが、北日本で西型・W型があり、アジア大陸から伝わった可能性が高いとされる

④栽培行為は文化、定住化、集落を作り、森を破壊、自然改造しました。耕作地は人によって攪乱され、人の能力をアップ、季節、色彩等がゆたかになりました。又、害虫・雑草は攪乱の結果、もたらされたものです。

まとめ

栽培は、生物資源を賄う人間の行為であり、農耕は栽培文化と栽培植物とが不可分に結びついた複合体です。

縄文農耕は、「自前の文化」を形成していました。

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