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梶谷懐 壁と卵の現代中国論を読んで

皆さんは、中国の現状はどうなっているのかと思ったことありませんか。

私も、大国となった中国を整理したいとおもいます。

神戸大学の梶谷教授は、卵という弱い人民が、壁というシステムの中で自己実現していることだと述べています。現代中国は

①グローバルな正義の下で、低賃金労働

②赤い国のプレカリアート(臨時工)と農村問題

③土地公有制度下で、「融資プラットフォーム」の仕組みによる都市開発と不動産バブル

④黒字の中国、赤字の米国「グローバルインバランス」が拡大しているが、人民元為替レートは、米国との比率を維持、米中は密接に結びついている。

⑤清国・国民党・共産党と形は変えたが、カネの流れは、硬直化した正規の政府の財政と、それに対応した地方の「制度外」的な資金の徴収が並存している

⑥民主化運動は、生産低下・消費上昇の状況下で生まれたが鄧小平により楔が打ち込まれ、現在も変わらない。

⑦共産党の「4つの基本原則」と人権その他「普遍的価値」の内部矛盾が政治的対立となっている

まとめ

「前近代的なもの」を排除して、高度化するシステムに、スマートに順応していくことにより、他者も、自分も損なってるいるのが現代中国です。