ラム酒はワインと同じ研究価値のある飲み物でありながら、これまで世間が関心を寄せなかった、本書は日陰の部分を照らし,起源・世界各地の歴史・文化に触れ未来をのぞいたものです、著者は食物史研究家、ジャーナリスト
本物のラム酒とは
ラム酒とはサトウキビを蒸留したもの、蒸留器の基盤確立、砂糖の歴史はインド・ヨーロッパ･新大陸へ
ラム酒の起源
サトウキビの育つ地ー新大陸、ラム酒を商業生産したイギリス、ニューイングランドでラム酒売れる、ラム酒密輸「三角貿易」
ヨーロッパ列強によるラム酒造り
スペイン・ポルトガルー禁止令とカシャッサの乱、フランスー貿易禁止と無視したルイジアナ地方、ラム酒がアメリカ独立戦争に寄与、ラム酒と海賊とのつながり、船乗りと海軍はラム酒、
世界のラム酒
オーストラリアーラム酒違法売買とラム酒軍団の反乱、インドとアジアのラム酒はヨーロッパから、ブラジルは質の改善が不安定、キューバでバカルディ社の波乱に満ちたラム酒造りラム酒でないラム酒ー「インランダ―・ラム」と「ベイ・ラム」、ラム酒・戦争・探求ーイギリス海軍にラム酒、ラム酒の改良はガイアナ共和国の農園主
ラム酒の衰退と再起
禁酒運動、ラム酒密輸業者、ガントは「ゾンビ」カクテル考案しポリネシアをテーマとしたティキバーの概念を生み出し、多くの追従者を生んだ、第2次世界大戦はラム酒貿易を妨害戦後植民地独立で別ルートで自分たちのラム酒を売り始めた、宗教におけるラム酒を使った儀式ーヴ―ドゥー教の儀式で信者はトランス状態、ラム酒と葉巻
ラム酒の現在と未来
味と香りを堪能するー糖蜜・蒸留器・木製の樽、達人の楽しみ方ーカクテルとグラス、ラムベースのカクテルーラム酒・柑橘系の果物・砂糖、ラム酒を使った料理の歴史ーチョコレートの詰め物・甘いお菓子・ラムバター、ラム酒の未来ー常軌を逸したラムドリンクを考えるかたわら、昔ながらのラム酒と風変りのラム酒が高値で販売されるはず
まとめ
ストレート・カクテルいろいろ味わえるラム酒、伝承や歴史・船乗りの労働歌があり、信仰の要素・作家に称賛され、乾杯、労働者の癒しとなっています、”乾杯”
