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田遊び

板橋教育員会 田遊びを読む

皆さん板橋の田遊びてどんなもんだと思います。本書は板橋教育員会が、国の重要無形文化財「板橋の田遊び」について記したものです

徳丸北野神社田遊び

毎年2月11日、北野神社で行う、徳丸田んぼと呼ばれた水田は姿を消したが予祝の神事が執行されます。スケジュールは以下の通り

①餅つき 道具の準備

②祭典式

③田遊び・18時から20時 町歩調べ、田打ち、田うない、代かき、種蒔き、鳥追い、田廻り、春田うない、田かき、田ならし、田植え(早乙女)、呼び込み(ひるまもち・よねぼう・獅子・馬と駒・矢・太郎次と安女)、田の草取り、田廻り、穂ばらみ、稲刈り、稲むら積み

徳丸北野神社の参加者

徳丸本村は、成立期から安井家が名主、争論発生し正式名主安井家、東組内々名主加藤家が務める。祭り免田をめぐり宮司家が管理・田遊びに米・酒提供と取り決める。古文書「笠張例座」に寄合は東6名、西4名、南2名、北4名が向かい合って座し、東の6名と北の4名が当初の参加者と想定されます

赤塚諏訪神社の田遊び

毎年2月13日、諏訪神社で行います。赤塚田んぼと呼ばれた水田は、姿を消しましたが、予祝の神事が執行されます。スケジュールは以下の通りです

①餅つき 餅で鍬・鞍作る

②もがりづくり・お篝り積み もがりとお篝り準備

③歌謡 謡曲、お神酒と沢庵

④修祓・降神の儀・祝詞奏上 宮司

⑤呼び込み 大稲本達集まり所役が「五月女」の子供を呼ぶ

⑥神輿渡御

⑦花籠 5色の花籠から振り舞落ちる紙片は、受胎と出生を表す

⑧九字の舞 獅子舞

⑨御鉾の舞 天狗がもがりの前で地鎮の舞

⑩もがりの行事(20時から21時半) 町歩調べ、田打ち、苗代かき、大足ふみ、種蒔き、水かけ、芽立、春田打ち、植田代かき、呼び込み(役人の一人が五月女を呼び、両手で高く差し上げる)、田植え、鳥追い、田草取り、田廻り、稲刈り、倉入れ

古記録に見る赤塚諏訪神社の田遊び

資料として古川辰「四神地名図」、幕命により巡検調査した報告書がある。「此の村には古き所にして上世より伝う雅なる神祭執り行う、、、名付けて田遊びと称す」

まとめ

江戸時代「徳丸田んぼ」「赤塚田んぼ」と呼ばれた水田は姿を消しましたが、「予祝」として田遊びは、春の耕作に先立って行われる儀式として執行されています。

田遊び唱え言葉から 大稲本、よう よなんぞうどの 一同、よう