エルサレムは「三つの宗教の聖地」、その物語に耳を傾けるのが本書の目的、著者は大阪大学大学院博士課程中退、ギリシャ国立アテネ工科大学留学、愛知教育大学名誉教授
エルサレムの歴史ー旧約聖書から２１世紀まで
天地創造、アブラハム、モーセと出エジプト、ダビデ王とソロモン王、バビロン捕囚、ヘレニズム時代、ヘロデ王、ローマ帝国とユダヤ戦争、新約聖書とフラウィウス・ヨセフス・歴史家、キリスト教と巡礼運動、十字軍とイスラム勢力による奪回、オスマン帝国、第一次・第二次大戦、戦後、
ユダヤ教とエルサレムー聖地の誕生
ダビデ王、美術とダビデ、ダビデの町遺跡、ダビデの墓とシオンの丘、息子アブサロムの墓、ダビデの塔、神殿の丘、嘆きの壁と西の壁トンネル、城壁、門、カルド・東西大通り
キリスト教とエルサレム①ー若きイエスの足跡をたどる
新約聖書、ヤコブの原福音書、聖アンナ教会とべテスダの池、受胎告知、ヨセフ教会、エリザベト訪問、イエスの降誕、降誕教会、嬰児虐殺とエジプト逃避、イエスの洗礼、洗礼者ヨハネ、聖書から推測されるイエスの実像・洗礼者ヨハネの弟子、
キリスト教とエルサレム②ー受難と復活の現場として
エルサレム入城、主の祈りの教会、主の泣かれた教会、ベタニア村、ラザロの墓、マグダラのマリヤと芸術、マグダラのマリア教会、最後の晩餐、ゲッセマネ、カイアファの屋敷と鶏鳴教会、ピラト、総督官邸（プラエトリウム）、ヴィア・ドロローサ、エッケ・ホモ教会、キレネ人シモンヴェロニカ、コプト教会、磔刑から復活へ、聖墳墓教会の歴史、美術に描かれた初期の聖墳墓教会、破壊と再建、聖墳墓教会内を廻る、ゴルゴタの丘、塗油の石、聖墳墓、礼拝堂など、十字架伝説、園の墓、弟子たちに現れる、エマオ、イエスの昇天、昇天とは、昇天後の弟子たちと聖ステファヌス教会、聖母マリアの墓、聖母の眠り教会、
イスラム教とエルサレムームハンマドとカリフたちの遺産
ムハンマドとイスラム教、神殿の丘、アル・アクサ・モスク、岩のドーム、鎖のドーム、ソロモンの厩舎、ウマル・モスク、
エルサレムの諸相ー聖地巡礼の現在形
ムリスタン・キリスト教地区教会、贖い主の教会、アレクサンドル・ネフスキー教会、オーストリア・ホスピス・宿泊施設、アルメニア人地区と聖ヤコブ大聖堂、フルバ・シナゴークの再建はユダヤ人の喜び、
まとめ
①エルサレムの歴史②ユダヤ教とエルサレム③④キリスト教とエルサレム⑤イスラム教とエルサレム⑥エルサレムの諸相、伝承や文献資料や史跡がどのような背景のもと受け継がれたかが歴史をよりおもしろく、より深く理解できる方法、
