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登山

上条久枝 ウオルター・ウエストンと上条嘉門次を読む

皆さんは、山登り好きですか

本書は、嘉門次小屋4代に嫁いだ久枝氏が、ウエストンと上高地でのガイドを勤めた上条嘉門次の生涯を描いたものです。

7部構成①ウエストン来日まで②ウエストンの来日③2度目の来日④最後の来日⑤嘉門次の境涯⑥帰国のウエストン⑦英国の足跡を訪ねてからなります。

①日本開国で、外国人訪日。嘉門次は炊として山に入り、上高地で猟と岩魚つりで暮らします

②ウエストンは英国聖公会の宣教師として来日、チェンバレンに会ったことから、九州の山・日本アルプス・富士山に登り、穂高登山でガイド上条嘉門次を紹介されます。英国帰国

③ウエストンは、スイスアルプスに登り、「日本アルプスの登山と探検」出版、結婚、横浜聖アンドレ教会の要請で再来日、南アルプスに限って登山。日本山岳会は、小島烏水・岡野金次郎が、ウエストンとの面談を経て1905年発足。その後、ウエストンは母親重篤で、帰国

④ウエストン夫妻は、横浜クライストチチャーチに配属され、妙義山登山、そして上高地で嘉門次と再会。1914年単独で立山・剱岳・大町、戻って、夫人と最後の山登り(第一次大戦勃発)、帰国

⑤嘉門次は、猟目的で山入したが、ウエストンガイドがきっかけで、山岳会メンバーのガイドも勤めました。

⑥帰国後、ウエストンは、英国山岳会評議員・ロンドン日本協会会員になり、「極東の遊歩場」出版

⑦嘉門次の曾孫・上条輝夫の渡欧をとらえ、朝日新聞が墓を探し、墓参かないました。このあと、最後の住居と故郷を訪問。

まとめ

日本の山は、ウエストンが3度の来日とその後の出版物によって紹介されました。「ヨーロッパアルプス以上の魅力ある登山」と讃えています