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レニー・マートン コメの歴史を読む

皆さんは、コメの歴史に興味を持たれたことはありませんか

本書は、レニー・マートンが、コメのすべてについて描いたものです。5部構成、①コメとは何だろう②アジアから地中海へ③大航海以後のコメ④変化するコメの食べ方⑤文化としてのコメからなります。

①コメは主食、稲作の半分が水田栽培、インデカ米・ジャポニカ米・香り米・もち米の品種あり、コメの生産は、緑の革命の恩恵受け、韓国では、品種切り替えで自給出来るようになりました。

②中国南部は穀倉地帯、海のシルクローでコメ取引。インドは南部が北部より多く収穫、ペルシャ経由で中東に広まり、イスラム商人が地中海にひろめました。

③アフリカのコメと奴隷は、ヨーロッパ植民地に持ち込まれ、北米プランテーション設置。コメは商品化され、ヨーロッパ・カリブ海・アフリカ文化が混ざった食が生まれました。その後、中国人労働者の受け入れ、メキシコへのコメの持ち込み、ブラジルの稲作が始まり、イギリス・インドではカレーライスが人気となりました

④アメリカでは、イタリア移民・アジア移民の間で、外のアメリカ料理・家の伝統料理、労働者のランチは、作るか買う、コメの冷凍食品化が始まりました

⑤人がコメを主食にし、様々な神話が生まれ、収穫祭、結婚式でのライスシャワー、コメに関する格言が発生しました。日本では、コメ文化本来の特徴「集団の一致」に委ねる歴史が続いています

まとめ

コメは主食を商品化、伝播地と習合することにより世界中に広まり、各地の料理・芸術・儀礼に影響を及ぼしました。グローバルに描いています。