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モンゴル

窪田新一編 モンゴルはどこへ行くを読む

皆さんモンゴルの現状はどうなっていると思います、本書は日本モンゴル協会窪田理事長他共同執筆したものです

モンゴル国の政治情勢ー       大束亮

モンゴルは民主主義国家である、大統領は国家元首だが、政権不安定、政治とビジネスの癒着、中小企業開発基金の不正融資口利、税収を鉱山に依存のため公務員の給料は低いが、親族名義の副業はOK現在の国家権力者は寡頭政商となりマフィア化、団結して国益優先公平公正な社会を実現、コロナは国境封鎖により評価されたが、不安定な外国生活・経済支援はなく政府へ不満、選挙結果は変化なし

日本のモンゴル外交の夜明けとその後―花田麿公

自治モンゴル時代、日露の3度の密約で、ロシアに特殊権益を認めさせ中国に宗主権を認める結果、自治モンゴルで独立、ノモンハン事件で停戦協定、日本とモンゴル国境画定、モンゴル対日宣戦布告終戦後、日本人のウランバートル抑留と日本に対する戦時賠償請求モンゴル国連加盟に日本と関係構築、ウランバートルで国連セミナー開催、日本人墓参団に随行、外交関係樹立交渉、1972年外交関係樹立、大使館開設,賠償金にかわり経済協力でゴビ工場建設、モンゴル親日に転換、商品借款から10億ドルの援助表明、支援国会議でインフラ整備、

現代モンゴルの農業‐小宮山博

国土の70%が牧草地、ウマは重要な財産、牧畜は8割、伝統的な肉・ミルク・乳製品中心の食生活、市場経済化で牧畜民は42万人、家畜は3357万頭に増加、輸出拡大が不可欠、遊牧は基幹産業であり、経済発展でも21%を占める、家畜の私有化とネグデルの解体で季節移動・ゲルに居住、畜産物関連事業の輸出は3割から1割、鉱業産品が9割、口蹄疫の取組必要、コムギの生産激減から「アタル第3キャンペーン」で概ね自給達成、

現代モンゴルの環境‐鈴木由紀夫

地下資源開発急速に進んだのは、2000年からで33倍に増加、輸出シェアーは85%、草原.河川は共同利用地で鉱業企業から開発しやすい、小規模採掘者は鉱山会社が掘った跡で採掘する個人、ほかに収入の道が困難なため、危険な作業、治安が悪い、水銀汚染の問題がある、ウランバートルは国の半数、人口増加に伴い最悪の大気汚染、

モンゴル伝統医療-内田敦之

民間医療「ドム」実践、16世紀からチベットから「ギューシ」、コロナに対し、自分の体質、季節に合わせた食養生、生活習慣,心の平穏、チャツアルガンも有効、「マナ4・タン」は免疫・抵抗力を向上させる生薬、感染予防ブロッカーを開発、チャツアルガンは日本ではシーベリーで商品化、

モンゴル馬と遊牧民‐山本千夏

体験から、馬が好き遊牧民に憧れ、2002年コーディネート会社設立移住、遊牧生活をはじめ兼業遊牧民社長、コース①滞在型乗馬ツアー②キャンプキャラバン型、一般的に7泊8日、初めての人は滞在型、おすすめポイントは「大自然の中で遊牧民ガイドと自由に思い切り馬で駆ける体験」、遊牧文化を体験と草原の我が家の旅行業は十分収益がある、

現代モンゴル人の食ー衣袋智子

体験から、モンゴル留学、ようやくお腹が強くなり、モンゴル料理のおいしさ感じる、家庭のツオイワンかゴリルタイシェル、外食はドイツのお菓子とコーヒー、日本食は石庭、2000年代は変化の時代で金持ちスタイル、2010年食は原点、台所に行くと保存食と調理法発見、「原点回帰」は乳製品、養蜂業を始めてハチミツを広く使ってもらって輸出出来たらうれしい、コロナ対策でモンゴルに戻れない、中国製 品の不信感、小麦は100%自給、しかし検査は甘い、安全性が求められる、

モンゴル草原文明研究所の構想案‐池田光穂・都馬バイカル

アクターネットワークの重要なポイントは、社会的コンテキストについて留意することです、今西錦司はエコロジー=生態学である、夢を明確化、研究所を持つ、同盟軍組織、コミュニケーションデザイン、徒党を組め、

モンゴルの高専卒業生の活躍に期待‐中西佑二

モンゴルに3高専生のインターンショプ、就職セミナー開催、職場体験と見学を通じて日本の中小企業を知ってもらい、都立産業技術高専との学生交流を図る、文化・歴史・科学技術を見てもらう、インターンシップ説明会では、モンゴルに日本式高専誕生、企業に望むこと、インターン実施条件、インターンシップ実施、日本企業へ就職、

日本モンゴル民間交流今昔-窪田新一

親善団体、ゴビの友の会、興安会、らくだ会、蒙古会、さらに内陸アジア協会、東光会発足、昭和39年日本モンゴル協会設の民間交流は7団体で、中心が日本モンゴル親善協会、

モンゴルと私―窪田新一

体験から、東外大モンゴル語科入学、卒論は元朝秘史に見る英雄ジャムハに関する記述について、大正大大学院入学、その後結婚、通訳をやらしてもらったりした、家族を伴って内モンゴル大学した、フフホトの3年間、ホロンベイルに行った、中国各地、シルクロード,新疆ウイグル自治区は2回行った、ライフワーク「モンゴル仏教史研究」、地下資源に依存した開発だけでよいのか

まとめ

モンゴルは民主国家だが、腐敗・不安定、日露密約、ノモンハン、内モンゴル侵攻と抑留、国連で外交関係開始、モンゴル支援、モンゴル農業は遊牧と小麦の自給自足、地下資源開発で輸出の9割中国環境悪化でウランバートル大気汚染、伝統医療はコロナ対策に有効、乗馬ツアーへお誘い、食文化が劇的に変わり始めたが、原点回帰と安全性が求められる、草原文明研究所は、アクターネットワークにコンテキストについて留意、一人一人考え、コミュニケーションをデザインする、モンゴル高専生の日本就職に期待、活性化してほしい、日本モンゴル民間交流、現在は日本モンゴル親善協会が中心、遊牧と農耕は対立概念、資源は環境悪化、民族学博物館構想