本書はままならない運命の絵を読み解いたもの、著者は作家・ドイツ文学者、
運命を招き入れた瞬間
ジャコバン党のマラーの暗殺ーダビット「マラーの死」/ボードリー「マラーの暗殺」
感傷的なイギリス人
ここは妾宅、パトロンの 膝に座った彼女の良心がふいに目覚めた瞬間ーハント「良心の目覚め」
この後、まさかの展開が
プッシュケとアモルの恋、アモルに再会のため母であるヴィーナスに恭順ージェラール「プシュケとアモル」/ヘイル「プシュケと玉座のヴィーナス」
予言か、呪いか
デルフォイの巫女の神託ーコリア「デルフォイの巫女」/ミケランジェロ「デルフォイの巫女」
性格が運命を決めるのか?
7年にわたる私の芸術的生活の一面を決定する現実的寓意画ークールベ「画家のアトリエ」/中央に画家本人で1
・周囲に好んで描いた人々たちー鴨居玲「1982年私」
無名人の代表
3人の夕食で2人は道で知り合ったのはイエスキリストと気づくーカラヴァジョ「エマオの晩餐」/レンブラント「エマオの晩餐」
不孝な家族の肖像
不孝な家族の様相ードガ「ベレッリ家の肖像」/政略結婚ーオーチャードスン「功利的結婚」
「かかあ天下」の時代
中世のかかあ天下ーブルューゲル「悪女フリート」/メッケネム「ズボンをめぐる闘い
「白」への固執
白くすれば大衆は喜ぶーアルマ=タデマ「フェイデイアスとパルテノン神殿のフリーズ」
さすがミステリの本場
駅という公共空間ーフリス「鉄道駅」
あれかこれかORあれもこれも
「意味を伝える」ーラファエロ「スキピオの夢」「三美神」/バウス「カルタゴの廃墟を見る小スキピオとポリュビオス」
衝撃のオペラ作品に
痛ましい史実ードラローシュ「ギロチン」
究極のロマンティスト
ベアトリーチェは実在したーロセティ「ベアタ・ベアトリクス」/ホリデイ「聖トリニタ橋でのダンテとベアトリーチェ」
手術風景、今昔
明るい手術室ーレーピン「手術室の外科医エヴゲー二・パブロフ」/エーテルの有効性証明ーヒンクリー「エーテルを使った初めての手術」
女を待たせると怖い
バーン=ジョーンズ「赦しの樹」/コリア「犯行後のクリュタイムネストラ」
ゲリラ、奮戦す
ゲリラはナポレオン抵抗運動から、ーゴヤ「マドリード1808年5月2日」/「マドリード、1808年5月3日」
政変は貞女の死から
レンブラント「ルクレツィア」/リッピ「ルクレツィアの物語」
まとめ
①運命を招き入れた瞬間②感傷的なイギリス人③この後、まさかの展開が④予言か、呪いか⑤性格が運命を決めるのか⑥無名人の代表⑦「かかあ天下」の時代⑧「白」への個執室⑨さすがミステリの本場、⑩あれかこれかORあれもこれも⑪衝撃のオペラ作品に⑫究極のロマンティスト⑬手術風景、今昔⑭女を待たせると怖い⑮ゲリラ、奮戦す⑯政変は貞女の死から、運命の場面を読み解いた、
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