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商業

そして市場は続く 橋本倫史 書評

本書は琉球新報で「まちぐゎーひと巡り」とフリーペーパーで「まちぐゎーのひとびと」の二つの連載を書籍化したもの、那覇市第一牧志公設市場の解体工事中の物語、著者はライター、著書に「市場界隈・那覇市牧志公設市場界隈の人々」「東京の古本屋」「水納島再訪」

2019年度・仮設市場オープン・解体工事・アーケード撤去

①鮮魚を肴にちょっと一杯ー節子鮮魚店・金城誠さん、仮設店舗で「立ち食い牡蠣」からちょち一杯、②洋裁が支えた沖縄の復興、江島商店・江島とも子さん、洋裁でつくったものが売れた・取材後閉店③老舗の歴史は露天商からー三芳商店・宮城洋子さん、露店売りから現在オンライン通販店、③新たな名物を生み出す酒場、末廣ブルース・松川秀樹さん・上原良太さん、居酒屋「末廣ブルース」オープン、④カステラ御殿は市場と共に、末廣製菓・下地玄旬さん、餅とカステラ⑤アーケードが撤去された夜、サイン美広社・大城盛一さん、アーケード撤去工事を請け負った看板屋、

2020年度ー市場の本格的建設工事

①帳簿で見つめる市場の景色、市場の古本屋ウララ・宇田智子さん、「市場の古本屋ウララ」オープン・「マチグヮーのアーケード写真展」開催・店で本を売りたい、②マチグヮーの魅力を再発見、那覇市第一牧志公設市場組合長・栗國智光さん、③ウエブでつながるマチグヮー、津覇商店・津覇綾子さん、マチグヮーの変化を受けフェイスブックを通じて「マチグヮーストア」オープン、④マスクに込める装いの喜び、下地力商店・與那城美和さん、マスク購入時に飴と手書きメモ、⑤御惣菜と「ゆいまーる」精神、上原パーラー・玉里幸子さん・知花道子さん、手軽な値段で惣菜「ゆいまーる」精神、⑥市場に吹き込む東北の風、パーラー小弥次・新垣祐紀さん、宮城出身「飲み食い処小やじ」オープン、⑦地域の「今」を記録する、地域情報誌「み~きゅるきゅる」編集長・宮道喜一さん、⑧安全祈願に込めた思い、沖宮・神職・上地健太郎さん、公設市場の安全祈願、⑨思い出に残る名もない店、仲村アクセサリー仲村舟子さん、アクセサリーを売ってみる、⑩土地に宿る記憶を引き継ぐ、若松薬品・平良亜弥さん、ドラッグストアが増え薬局は減り・使わなくなった倉庫をアトリエに、

2021年度ー緊急事態宣言・沖縄/奄美世界遺産

①タコライスが郷里の味に、赤とんぼ・仲村敏子さん、目をつけたのがタコスライス・店を支えた高校生たち、②安くてジョートーの精神、okinawa vintage ・李宗遠さん、韓国釜山生まれ・沖縄で古着屋、③今に息づくカミアチネー、魚友・平良晴さん、お酒を提供し出張販売・ヒントはカミアチネーする女性たちから、④365日を支えるお菓子、松原屋製菓・眞喜志のり子さん、家族で切り盛りしてきたお店、「お店が休みを取るなんて」、⑤琉球料理は鰹節とともに、松本商店・松本司さん、鰹節を中心に乾物・お盆の行事に備える、⑥祖国の食を那覇に届ける、カリーム・ワークス ディマス プラディさん、インドネシア食材の移動販売を始める、⑦胃袋を支える市場の食堂、丸安そば・仲里敦さん、24時間営業・安い・早い・うまい、⑧豚骨の香りに年季を込めて、むつみ橋かどや・石川幸紀さん、「菓子所かどや」という沖縄そば屋、メニューは「そば」だけ、⑨秤ひとつで暮らしていく、小禄青果店・小禄悦子さん、おばあちゃんたちは学校も出てない、⑩老舗の肉屋が移転した理由、仲里食肉・仲里光子さん・仲里尚起さん、マチグヮーのアクセスの悪さから移転、⑫どんなときでも前向きに、太和屋パン・金城勝子さん、古いお店が少なくなるのは嘆かわしい・くよくよしたくない、

2022年度ー知里覚氏・那覇市長に就任、2023年3月19日新市場使用開始

①県産フルーツをサワーで、miyosi sour stand・池田裕司さん、三芳商店があった場所にフルーツを使った店オープン、②角のお店でいつもの煙草を、翁長たばこ店・翁長清子さん、翁長たばこ店を守り続ける・愛用するまちぐゎ―の店主③運命を変えた砂糖天ぷら、琉宮・明石光博さん、きっかけは沖縄物産展・サーターアンダギーを看板商品に「琉球菓子処琉宮」創業、④近くて便利な地域の店に、セブンイレブン新天地浮島店・角屋隆司さん、「沖縄にセブンイレブンが出店」に応募・予定地は浮島通の一角、トイレとATM設置、⑤八重山由来のジーマーミ豆腐、はま食品・大浜用輝さん、歴史を誇るジーマーミ豆腐専門店「はま食品」オープン、4代目用輝さんと母清子さんでジーマーミ豆腐を作っている、⑥狭い沖縄を残すために、市場中央通り第一アーケード協議会・新雅史さん、アーケード再整備協議会のアドバイザーで社会学者、現状維持と開発のあいだでどう継承していくか、来年完成予定、⑦消防士から酒場の店主に、お食事処・栗國信光さん、消防士停年退職で「信」オープン、コロナが落ち着き再開したがお客さんいない・店を閉じた、⑧那覇で感じた舶来の香り、大城商店・久貝恵一さん、「大城商店」とゆうよりも「石鹼屋」、ここ20年でお客が減り85で畳むつもり、⑨「楽園」に芽吹くパン文化、ブーランジェリー・プレタポルテ高倉郷嗣さん、徳島から上京・東京でパン職人として修業を経て沖縄に「ブーランジェリー・プレタポルテ」オープン・那覇の家庭にパン切り庖丁が普及する未来を想像、⑩地域住民の憩いの場所を、てる屋天ぷら店・野原由人さん、お菓子屋さんから天ぷら屋へ・日替わり定食のみで8時開店・ランチ要望でメニューも増やし18時まで営業、憩いの場、⑪路地裏にある人間交差点、cafe parasol・棚沢ジャンさん、沖縄ヒルトンホテル就職・東京に異動で「レオン」喫茶店に出入り、沖縄でテイクアウト専門店「島cafe]・2015年に現在の地に「cafe parasol]をオープン、⑫Tシャツに宿る「マブイ」、souko・金城宇隆さん、沖縄から東京の大学を経て担当した仕事がTシャツデザイン、2011年現在地に「souko」オープン、マブイくんが描かれたTシャツ、⑬100年先まで続く市場を、平田漬物店・玉城文也さん、島ラッキョウが一番売れた・那覇市長100周年特別賞獲得、新市場小間割抽選会で入口に近いところを確認、⑭小さな街に通い続けた4年間のこと、アーケードの撤去で記録する使命感、コロナ禍の分断、変わるまちぐー、アーケード再整備に奮闘、それぞれの人生・それぞれの思い、

まとめ

①2019年度の節子鮮魚店・江島商店・三好商店・末廣ブルース・末廣製菓・サイン美広社、②2020年度の市場の古本屋ウララ・那覇市第一牧志公設市場組合・津覇商店・下地力商店・上原パーラー・パーラー小やじ・地域情報誌「み~きゅるきゅる」・沖宮・仲村アクセサリー・旧若松薬品、③2021年度、赤とんぼ・okinawa vintage・魚友・松原屋製菓・松本商店・カリーム ワークス・丸安そば・むつみ橋かどや・小禄青果店・仲里食肉・大和屋パン④2022年・miyosi sourstand・翁長たばこ店・琉宮・セブンイレブン新天地浮島店・はま食品・市場中央通り第一アーケード協議会・お食事処信・大城商店・ブーランジェリー・プレタポルテ・てる屋天ぷら店・cafe parasol・souko・平田漬物店・小さな街に通い続けた4年間のこと、第一牧志公設市場解体工事の記録集、