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リンゴ

エリカ・ジャニク リンゴの歴史を読む

皆さんリンゴ食べてますか

本書はエリカ・ジャニクが、人々の食生活を変えたリンゴについて描いたものです

構成①中央アジアから世界へ②リンゴは想像力の源③飲むリンゴ・シードル④リンゴと健康⑤世界のリンゴからなります

①すべてのリンゴは、カザフスタンの野生リンゴの子孫、接ぎ木法の発見により、東西に広まります。ホメロスの叙事詩「オデッセイア」で初のリンゴに言及、ローマ帝国では、果樹園誕生。ローマ滅亡後は修道院の庭で育て、新大陸では移住者による果樹園が見られました

②リンゴは適応する力が強く、多様な文化に浸透、楽園の追放、ギリシャ神話の「金のリンゴ」、多産の象徴「アイスランドのヴォルスイング一家の伝説」、白雪姫のリンゴ、ケルト神話のリンゴ、ウイリアムテルのリンゴ、植物園のリンゴ、ジョニーアップルシードのリンゴが登場

③リンゴは、シードルという醗酵酒にして飲むことが多かった、ローマ人が最初にシードル発見、フランスは世界最大のシードル産地、イギリスではシードルとビールの覇権争い、アメリカでは暮らしに欠かせぬものになったが、禁酒法の打撃でビールにとって代わられました。

④古代ギリシャから中世までは薬の役割、中世は生のリンゴは安全な食べ物とみなされなかった。大航海時代は壊血病の治療として、その後砂糖の普及は、食後に果実の菓子を食べるコースが誕生、生も食するようになりました

⑤食卓に上るのは20種、ほぼすべてが北アメリカ開発、ロシアでも品種改良が進みました。グローバル期は輸出優先、味あと回し。現代リンゴ栽培は、高度に専門化した大事業で、集中的に管理、一方伝統リンゴも栽培されています 

まとめ

原産地はカザフスタン、そこから各地に広まり、神話や民間伝承に登場、薬から食後の果物に変わりました